JOURNAL
HI-TEC PEOPLE #003 <後編>
横町 健 | anea café ・ BOTANIZE ディレクター
HI-TECのウェブコンテンツ<HI-TEC PEOPLE(ハイテック・ピープル)>は、ブランドが長い歴史の中で、テクノロジーを駆使しながら数々の名作シューズを作り、時代を彩ってきた背景になぞらえ、チャレンジを続け、時代を躍進するさまざまな人物たちにフォーカスしていくインタビューコンテンツ。
第3回は、都内を中心に展開する「anea café」や、塊根植物を取り扱うショップ「BOTANIZE」をディレクションする「横町 健」さんが登場。インタビュー前編に引き続き、塊根植物ブームの仕掛け人としてファッションやアートとのコラボレーションを行うなど多方面で活躍してきた、横町さんのこれまでの経緯や現在のライフスタイルをお届けします。
また今回のインタビューと合わせて、BOTANIZEとのコラボレーションアイテムを特別制作。こちらのインタビュー後編に掲載のアンケートページより応募いただいた方から抽選で、「HI-TEC x BOTANIZE コラボレーションポット」を50名様にプレゼントします。
ほかでは手に入れることができない、数量限定のスペシャルコラボアイテム。皆様のご応募お待ちしております。
※「HI-TEC x BOTANIZE コラボレーションポット」の詳しい応募方法、アンケートページは、こちらのインタビューページの最後に掲載しています。
※プレゼントキャンペーンは10/31(日)をもって応募締め切りとなりました。当選は11月中に商品の発送をもってお知らせさせていただきます。
サボテンを1つ買ってもらって、それがきっかけでどんどん植物にのめり込んでいった感じ。
- 「anea café」の店舗展開を徐々に増やしていくなかで、2016年より塊根植物を中心とした「BOTANIZE」をスタートされていますが、やはり植物は昔からお好きだったんですか?
横町:実は、植物は小学校3年生ぐらいからハマって育てていた経験がありまして。自分の父が当時、趣味で園芸や盆栽を教える講師みたいなことをやっていたので、もともと植物に触れる機会が多かったんです。ちなみにその頃父は仕事でドイツに行っていたのでずっと日本にいなかったんですけど、たまに日本に帰ってきた時は一緒に園芸ショップを回ったりしていました。そのときにサボテンを1つ買ってもらって、それがきっかけでどんどん植物にのめり込んでいった感じですね。その頃は部屋中をサボテンで埋め尽くすような、ちょっと変わった小学生でしたね(笑)
- だいぶ変わった少年ですね(笑)
横町:中学生になるとやっぱりちょっと色気づくので1回育てるのを辞めるんですけども、anea caféをオープンして3年ぐらい経って少し時間に余裕ができた頃に、ある知人が持っていた塊根植物を譲ってもらって。それがきっかけになってまた一気に植物にのめり込んで、その翌年には塊根植物というジャンルに特化したBOTANIZEのお店を出しちゃったっていう感じです。
- 植物愛が再燃してからビジネス展開までのスピード感がすごいですね。でも塊根植物自体、数年前まではそこまで知られているジャンルではなかったですよね?
横町:ここ数年で塊根植物を取り扱うお店はだいぶ増えてきましたけど、BOTANIZEを始めたころはかなり少なかったですね。
- ブームと言ってはアレですけど、一般的に塊根植物が広まるきっかけとして、横町さんやBOTANIZEの存在は大きいと思います。立役者というか仕掛人というか。HI-TECとのコラボの話でも触れましたが、BOTANIZEがファッションやアートなどの別ジャンルと取り組んでいくことで、どんどん塊根植物の知名度がアップしていった感じがします。
横町:そうですね、塊根植物を世にもっと広めるにはどうしたらいいかと思ったときに、まずはファッションが好きな感度の高い人たちの目に触れさせたいな、そういう人たちは必ずハマるだろうなっていう考えがありました。なので、自分がファッション誌で取材を受けたときに必ず植物を持っていって一緒に撮影してもらったりっていうのをずっとやり続けてましたね。あと塊根植物の本を出版したりして広げていきました。
人を喜ばせたいっていう思いはありますね。それが根本にあるかもしれません。
- また、植木鉢だけで成立するカルチャーを作りたいというお話しもありましたが、塊根植物を広める活動から植木鉢というアイテム自体の販売に発展していく流れがまた興味深いですね。
横町:そうですね。BOTANIZEでは植木鉢がコレクターズアイテムになるようなブランディングをしてきました。何も植物を植えないで、ポットだけを飾る文化ですね。
- 新作コレクションやコラボレーションなど、BOTANIZEの新しいトピックスを常日頃目にするので、端から見るとかなりお忙しそうな感じはしますが、横町さん自身がファッションやアートがお好きなので、楽しみながら活発に活動されている雰囲気はあります。
横町:例えば、六本木ヒルズのポップアップとかで、ポットが欲しいって足を運んでいただいて、500人ほど並んでいただいてるのを見るとやっぱり嬉しいですし、その人たちを喜ばせたいっていう思いはありますね。それが根本にあるかもしれません。
- 飲食店でのアルバイトのお話しの中に、お客さんが席に着かれた瞬間にファーストドリンクとおしぼりを出して喜んでいただいたというエピソードがありましたが、根本的にはその頃の思いと今の思いは変わらないということかもしれませんね。
自分が当時から触れてきた色々なカルチャーは、今の自分の活動にも影響している。
- 最近の横町さんの新しいトピックスで、「例の部屋AK」というプロジェクトをお見かけしましたが、今年3月あたりに伊勢丹新宿店でポップアップもやられていましたよね。
横町:伊勢丹さんは以前BOTANIZEのポップアップのご依頼あって、何回か出店させていただいたことがあるんですけど、「例の部屋AK」のポップアップの時は、僕の個人の頭の中を再現して欲しいっていう依頼がありまして。伊勢丹新宿店のメンズ館の1階の入り口を入ってすぐのところでやらせてもらいました。その時はもちろん塊根植物もありましたし、僕の好きなアーティストのアート作品だったり、親交があるアパレルブランドさんとのコラボしたアイテムだったりとか、僕の頭の中はいつもぐちゃぐちゃなので、そのぐちゃぐちゃなものを伊勢丹さんで再現させてもらったイベントでしたね。
- 今は松見坂の店舗で「例の部屋AK」が常設されてますよね?そちらも同じコンセプトになりますか?
横町:そうですね。松見坂のanea caféの一角にギャラリースペースを設けて、色々なアーティストさんの作品を飾ったりとか、グッズを販売したりしています。
- アートは年々と人気が広がっていますけども、横町さんを含めて20年前ぐらいにストリートアートに触れた世代が今のアートシーンを色々な側面で盛り上げているような気がします。当時はフィギュアのブームもありましたよね。
横町:僕もアートもフィギュアも僕らの世代の人たちが今また再燃させているところもあるのかなと思います。僕の周りの皆さんもパワーあるしガンガン動いていますね。
- ファッションも90年代トレンドが長く続いていますが、横町さんも当時の裏原宿のファッションシーンに触れていましたか?
横町:当時はもうブーム全盛でしたからね。もちろんどっぷりハマっていました(笑)
- やっぱり当時のカルチャーに触れている方は、アートやフィギュアなどのカルチャーが自身のライフスタイルに染み込んでいますよね。
横町:そうですね。自分が当時から触れてきた色々なカルチャーは、今の自分の活動にも影響していると思います。
やりたいことしかないですね。常に何かやってないと。止まったら死んじゃうかもしれません(笑)
- 続いて、横町さんのライフスタイルに触れていきたいと思うのですが、確か普段はブラジリアン柔術の道場に通われているとか?
横町:そうですね。趣味はブラジリアン柔術で、今でも週3、多いときは週5で道場に通っていますね。もう柔術がないと生きていけないです(笑)
- ちなみにどのくらい続けられているんですか?ブラジリアン柔術は何級とか何段とかあるんでしたっけ?
横町:もう10年ぐらいですかね。帯制度があって自分は今茶帯になります。
- じゃあ黒帯の一歩手前ですね。ちなみに昇級試験があったりするんですか?
横町:いえ、昇級は完全に先生の判断ですね。ちなみに柔術の黒帯は司法試験より難しいと言われいて。10年、15年やって取れるか取れないかっていう感じです。
- 学生の時からなにか格闘技やられていたとか?
横町:いえ、急に始めました(笑)
- そうなんですね(笑) 寝技とか関節技とかの練習するだけでもかなりの運動量かと思いますが、その分基礎体力はキープできそうですよね。
横町:だいたい昼に練習があるんですけど、道場に行って柔術やっているときはもう頭の中真っ白な状態で。そうするとプライベートと仕事のONとOFFがすごいメリハリつくんですよ。道場行って練習した日の方が身体は疲れてるけど、脳はしっかり切り替わっていて、色々なことを考えたりすることができるので、仕事はすごくはかどります。
- じゃあ続けられる限りは続けたいと?
横町:はい。身体が動く限りはずっと生涯現役で続けたいですね。
- 素晴らしいですね。ほかに最近興味あることは何かありますか?
横町:やっぱりもの作りが好きなので、今は新しい商品の開発ですかね。BOTANIZEのポットの次のバリエーションも考えています。また、BOTANIZEのファンは中国や香港、台湾などアジアにもすごく多いので、これからはアジアの各国にBOTANIZEの代理店ができていく予定です。そうすると、やっぱりちょっとでも現地の言葉で喋れて、各国の方とコミュニケーション取りたいなと思って、最近は中国語なんかをちょっと見たり聞いたりしています。
- お仕事が忙しいなかで、ブラジリアン柔術の道場に通って語学も勉強となると時間が足りなさそうですね。でもここまでのお話聞くと、常に動いたりとかチャレンジしたりして、興味あることは自分で勉強して吸収していくことを、ずっと続けられている感じですよね。それが横町さんの持って生まれた姿勢というか。
横町:やりたいことしかないですね。常に何かやってないと。止まったら死んじゃうかもしれません(笑)
これからは世界にも目を向けて、動き続けてチャレンジしていきたい。
- 2020年からコロナウィルスの蔓延によって、世の中全体のライフスタイルが変容しました。横町さんは店舗を運営されているので、人々の流れとかライフスタイルの変化みたいなとこはいち早く感じてきたかと思うのですが、実際ご自身の生活はどのように変わりましたでしょうか?
横町:事業の方でいうと飲食業は皆さんご存知のとおり厳しい状況ではあったんですが、自宅での自粛生活の流れもあって、BOTANIZEや植物の事業はひたすら伸びていきましたね。自分自身の変化でいうと、やっぱり家にいる時間が多くなったので、家族とのコミュニケーションは増えました。もともと娘とめちゃくちゃ仲がいいんですけど、自粛でさらに娘と仲良くなりましたね。
- 確かに自宅での仕事が増えて家族とのコミュニケーションが増えたっていう方は多かったですよね。世間ではそれでちょっと仲悪くなったりするところもあったみたいですけど(笑)
横町:おかげさまでウチは円満でした(笑)
- でも確かに自分の時間も大事ですけど、お子さんやご家族と過ごす時間もとても大事ですよね。今まではそういった時間も仕事の関係などでなかなか作れないことも一般的には多かったですけど。そう考えるとコロナウィルスが生活にもたらした影響も悪いことだけじゃないかもしれません。
横町:でも自分はまだまだコミュニケーションが足らなくて。なので仕事が終わったらもう即家に帰りますね。あと仕事が途中でも今日娘が家にいるからと思うとすぐ帰りたくなって(笑) もうとにかく家でできる仕事は全部家でやろうと思って、極力娘と一緒にいる時間をとにかく長く取りたいなっていう。いつまで自分と遊んでもらえるかわからないんで(笑)
- そのうちお子さんもブラジリアン柔術の道場に通わせるしかないですね(笑) 色々お話し聞かせていただいて、やっぱりこれからもビジネスもライフスタイルもどんどん動き続けて、新しいことにチャレンジし続けていきたい、という感じでしょうか?
横町:そうですね、アジアでの展開予定もありますし、欧米のアーティストの方からもコラボレーションのお話をいただいているので、これからは世界にも目を向けて、動き続けてチャレンジしていきたいなと思っています。
- アート分野も数多くのアーティストが海外にいるので、今後海外とのコラボレーションの取り組みはかなり面白そうですね。
横町:実際、今アメリカやフランス、あとブラジルのアーティストなどからコラボのオファーが来ているので、来年再来年でやっていきたいなって思っています。
- そうすると、世界へのビジネス展開がこれからの横町さんの目標ですね。でもそうなるとお子さんと離れる時間が少し多くなるかもしれませんが?
横町:その時は娘も一緒に海外に連れてきます(笑)
横町 健
anea café / BOTANIZEディレクター
1973年生まれ。2008年に内装デザインを手掛ける「anea design inc.」を設立し、都内を中心に自身がディレクションするカフェ「anea café」や、塊根植物を取扱うショップ「BOTANIZE」をスタート。その後、白金と松見坂に「anea café」と「BOTANIZE」の複合店舗をオープン。塊根植物ブームの仕掛け人として、ファッションやアートとのコラボレーションなど多方面で活躍。
Instagram:
@aneaken
@botanize_official
Website:
anea café
BOTANIZE
オフロードでの機能性をベースにしたマルチユニバースデザインで、山から都会まで、あらゆるシーンを踏破するHI-TECのアウトドアコレクション “HIKE Series(ハイクシリーズ)”より登場した、オフロードからストリートまで対応できるハイキングスニーカー。90’sのアウトドアディテールを落とし込んだ堅牢なデザイン。高グレードの透湿防水メンブレンを採用した「DRI-HI STORM」を備えた全天候型モデルです。
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※店舗によりお取り扱いがない場合もございます。
PRESENT CAMPAIGN
HI-TECとBOTANIZEで制作したスペシャルアイテム「HI-TEC x BOTANIZE コラボレーションポット」のプレゼントキャンペーンを開催。
10/19(火)- 10/31(日)の期間、HI-TEC公式インスタグラム@hitec_japanをフォローいただき、下記の応募アンケートページより応募いただいた方より抽選で50名様にプレゼントいたします。
特別制作したコラボレーションポットは、 HI-TECのブランドロゴとBOTANIZEのトレードマークを組み合わせた、シンプルなデザイン。またポットの素材はトウモロコシやジャガイモに含まれるデンプン由来のプラスチックであるEPA(PLA)=ポリプロピレンを使用した、SDGsに即した地球環境にやさしいアイテムとなっています。
ほかでは手に入れることができない、数量限定のスペシャルコラボアイテム。皆様のご応募お待ちしております。
<プレゼントキャンペーン詳細>
■応募期間:10/19(火)- 10/31(日)
■カラー:ホワイト・ブラック
■サイズ:FREE
■その他詳細・注意事項
・HI-TEC公式インスタグラム@hitec_japanをフォローいただいた方のみご応募可能となります(すでにフォローいただいている方はそのまま応募いただけます)
・応募アンケートページでご希望のカラーをお選びください。
・ご応募はお1人様1回までとなります。
・ご入力いただいたお送り先情報にお間違いがないようご注意ください。
・当選は11月中に商品の発送をもってお知らせさせていただきます。当選・落選のお問い合わせは承ることができませんので、あらかじめご了承ください。
・商品お届け後のカラーの交換は承ることができません。
※プレゼントキャンペーンは10/31(日)をもって応募締め切りとなりました。当選は11月中に商品の発送をもってお知らせさせていただきます。
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